脱毛時の痛みについて
国民生活センターが 2017年5月11日に発表した美容脱毛に関するアンケートの結果によると、うち7割以上が、脱毛による副作用のリスクについて説明を受けていなかったことが判明しました。
同年3月にインターネットで実施したそのアンケートでは、回答した男女1000人のうち、255人(25.5%)が施術後に痛みなどの症状が出たと答えこのうち事前にリスクの説明を受けていたのは67人のみでした。
脱毛施術を巡っては、全国の消費生活センターなどにトラブルの相談が多くあります。
国民生活センターのまとめでは、2017年2月末までの約5年間に、ヤケドなどの症状が出たという相談が計964件寄せられ、中でも治癒に1ヶ月以上かかる重症例も129件(13.4%)ありました。
相談内容は、
脱毛エステを受けたら背中など広範囲に発疹が出た、
美容外科でレーザー脱毛を受けたところ肌が腫れシミが残った、
などで、施術場所はエステが680件、医療機関が284件でした。
西山美容・形成外科医院の西山真一郎院長によりますと、脱毛の際は、
患者の肌質によってレーザー照射時間を判断するなど慎重な
対応が必要ですが、それでも症状が出る場合もあるといいます。
西山は「リスクについて事前に十分な説明を受けることが大切」と指摘しています。
一方、消費者に誤解を与える広告も多いようです。
施設によっては「痛みゼロ」「トラブルの心配なし」などの
表現で宣伝しています。
完全に毛を生えなくする「永久脱毛」は医療行為のため
エステでは出来ないのですが「処理した毛はもう生えない」などと
宣伝するエステもあり、国民生活センターは「医師法に
抵触する可能性もある」としています。(出展 ウィキペディア)
続く